みなさん、こんにちは。Kuramonです。
2024年も本日で最終日とのことで、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
社会的にみれば不安になってしまうようなニュースも多かったですが、これを読んでいる皆様が充実した実りある一年になっていたのであれば幸いです。
さて、年末恒例の1年間の振り返りです。
おかげさまで今年は本当に充実した1年でした…!!
語りたいことが多くあるのと、様々な関係で表で公言できなかった話とかも多数載せますので、最後まで私の個人的な駄文にお付き合いいただけますと幸いです。
今年の私の活動は大きく分けて4つの軸があったと思います。
① 就職活動
② 学外の活動
③ 学生の応援活動
④ StIdeaという会社の経営者としての活動
なので、それぞれ振り返っていこうと思います。
【就職活動】自己イデアの表現と理想的自己への辟易
さて、まず特筆すべきは就職活動です。
本当に思うのですが、良い就職先と巡り会えたのが、奇跡というくらいラッキーでした。何よりも私自身の志ややりたいこととできることが一致しているのがいい。
好きなことが仕事になるというのは、人の幸福にとって大きな影響を与えます。
その意味で、4月から入社をしたとしても、きちんと学べることを学んで、それぞれの機会を大事にしたいと思います。
さて、就職活動のための一連のプロセスは、時間対効果を考えるとマジで時間の無駄だったなと思います。
もちろん、学ぶべきことも多かったです。
特に自分という存在を理想化させ、ある意味で自己の綺麗な側面を言語化して企業に売り込むという活動は、ブログ等ではしていましたが、人から評価される機会はあまりなかったので、その点で振り返り、学び、自己のあり方を見直すという意味では価値があったと思います。
しかし、形骸化した就活という採用プロセスのために自分を合わせ、先に内定が出た友人と不用意に比較し、精神的に磨耗してしまった結果、できる活動ができなかった点は本当にマイナスです。
内定をいただいた会社は、履歴書もSPI診断もしませんでしたし、本当に一瞬で内定を戴きました。1月〜4月の活動が本当に馬鹿みたいです。
自分自身が就活をやってみて、そして周りの人をみていて思うのは、本来、学問に励むべき優秀な方々たちが、自己を不用意に摩耗し、アイデンティティを喪失していく社会構造は、一つの課題ではないかなと思います。優秀な方々が就活ごときで「人生がうまくいかない」と病んでしまうのは、実にもったいない…。
しかし同時に、明確な志や企業に対して適切な準備をきちんとしていた人たちは、成果が出ています。いわゆる正しい方向性の努力ってやつです。その意味で、私は今の就活制度を完全に否定することもできませんし、今の世論がルールってやつなのも事実かもしれないとも考えます。
もちろん全ての学生が当てはまるとは言いませんし、ある程度、自己解決のための努力を前提とします。ただし、その上で、多くの学生が学業を疎かにして、この年齢でしかできないことを無駄にしてまで取り組むべきことか…と考えると、いささか生き急ぎ過ぎなようにも感じました。
後学のために、後輩たちに伝えられることがあるとすれば、 みんなもう少しだけゆっくりと生きて、人生の夏休みと呼ばれる最後の時間を謳歌してもいいのではないかと思います。
何を人生で大切にしたいのか…就職という目先の進路に追われるのではなく、もっと俯瞰的に広く人生や社会を考え、観察・経験し、学ぶことが必要だと切実に思いますし、それが結果的に良いご縁を引き寄せるのではないでしょうか。
【選択と集中】2024年の私の活動を振り返って…
2024年の抱負は、どうやら選択と集中だったみたいです。(ブログを見返して気づいた。)
その意味ではかなり達成できた1年だと思います。
なぜなら、私の活動のほとんどをStIdeaという会社の活動に集約させることができたからです。
一方で、「教育とメディア」という自己のテーマは少し変わりました。メディア自体は変わっていないのですが、教育が「人財育成」になりました。
まずは、就活、人財育成、StIdeaという他の3つの軸以外で私が行ったことをざっと振り返りたいと思います。
まずは、大きな行事の一つに吉藤オリィさんのイベントの運営に参加できたことがあげられます。
吉藤オリィさんは、私は共著した考え方の教科書でも取り上げていますが、OriHimeというロボットを開発し、「世の中から孤独を解消したい」という社会課題に取り組んでいる方です。
彼自身の考え方や生き方・価値観から学ぶことも多かったと同時に、昨年の社会課題解決セミナーでの経験が活かされたことがすごく良かったと思います。やはり「誰かのために生きる」そのことの重要性と、それがもたらす人としての人生の在り方に対する一つの答えを見れた気がしました。
貴重な機会を頂戴できたことに心からの感謝です。関係者の皆様、ありがとうございました。
また、M6Mとの協力も引き続き続けてきました。
体調不良の中での参加でしたが、コミットフェスでのブース出展のサポートや、メキシコ人大学生に向けた日本語レッスンのサポート、資料作成など裏方でいくつか協力できたのが良かったです。同時に、M6Mの代表の鈴木さんからは、MicrosoftのGithub講習会にご招待いただけたり、知り合いの経営者を紹介していただくなど、多くの経験値となる機会もいただけました。本当にありがたい限りです…。
来年以降は、「英語」を使ってより国際的でさらに面白いコラボができればと密かに思っています。
NPO法人についても、緩く活動を続けていました…(最近は忙しすぎて仕事が多く、全く手が回ってないのが本当に申し訳ない限りです…本当に申し訳ありません。)
誰でも食堂で出会ったある方と意気投合し、今でも多方面でいろいろな協力をし合う関係を築けています。
どうしても、経営ばかりの力を入れると、自分自身の視野が狭まってしまうので、価値観を広げるためにもこういう活動は来年も続けていきたいです。
MIJWの活動は、引き続き精力的に行ってきました。中井川さんには経営実践研究会への参加も含めて、本当に多くの機会をいただきました。感謝しきれないくらいです…本当にいつもありがとうございます。私自身も引き続き微力ではありますが、MIJWに対するGiveや、私自身の活動を通じた考え方の伝播を積極的にできれば…と思う限りです。本当にありがとうございます。
あとは卒業論文と学会発表ですね…(これ、忘れてて書き足しました。)
6月に学会論文を執筆・8月に東京都立大学で発表する機会があり、教授から充実したFBと新たなつながりを作ることができました。その後は卒業論文と来年の3月に向けた学会発表に向けた論文をそれぞれ執筆し、無事提出ができました。中学校でストレスに関する卒論を書いたのと、コピーライターとして文章を書くことが仕事だったのが大きく経験として活かされました。良かった!!
ゼミ合宿やゼミの同期との交流も活発になり、仲が深まったのも◎。
私の周りにも、卒業が怪しい仲間(彼女)がいましたが、お互いに助け合いながら、なんとか卒業確定まで持ち込めたので、本当に良かったです。笑顔でみんな卒業しよう!
柔道部の活動は少し控えめでした。大会も出ましたが、運動性の喘息の悪化で激しい運動ができなくなり、活動はやや下火に…後輩たちとは仲がいいので、大会への送迎(という名の部旅行参加)など、支援という形で定期的な関わりを続けてきました。やはり私は選手よりもマネージャーとかの方が向いていると思うんだ。
大学の活動絡みで触れておくなら、茨城大学で開催された、「ネクストフェーズセッション」への登壇も大きなイベントでした。私自身のアントレプレナーシップの活動経験の集大成として、私の想いや考えを、元文部科学省の統括審議官だった中川健朗さまと意見交換ができ、価値観のアップデートにつながったと思います。
とりあえず、ザッと公開できる範囲で言えるのは、この辺りでしょうか…。他にもいくつか協力した案件もあります。
今年は、本当に多くの出会いがあり、自分のキャパMaxの活動ができたと思います。関係者の皆様、ありがとうございました。
【無能の知】学生支援と機会創出の可能性
今年は、実は学生や後輩支援に力を入れた年でもありました。
まずは1月にあった茨城県ドリーム・パスまでのコーチング。ペルチェ素子を利用したビジネスアイディアを探求する学生を昨年から支援しており、その学生がなんと最終発表でグランプリを獲得しました。めでたい!
彼は、すごく優秀な学生で大学の教授とかからも意見をもらう高校生でした。そんな彼に私ができることは何か…と考えるのは実はちょっとだけ苦痛だったりもしました。
私が無知なだけでなく、何もしてあげられない無能であることを自覚したわけです。
そしてたどり着いた答えは、いかに簡略化・視覚化してビジョンを伝え、共感をしてもらえるか…という視点でのサポートでした。
プレゼンの中に実践を入れるアイディアや資料の簡略化などは、私自身が一昨年のビジコンで経験したことです。それが一つのノウハウとして大きく活かせたのは大きかったと思います。
次に、常陸frogsへの参加とコラボです。
大学のアントレプレナーシッププログラムの時から代表の菅原さんとは定期的にご縁があったので参加しました。
6月の最終選考会で出会った志に溢れたフレッシュな学生たちと、本質的な教養学習ができる事業立案を徹夜で話し合いました。
最終的には選考自体を自ら辞退してしまったのですが、選考中にメンターと呼ばれる皆さまとの壁打ちの過程で、チームビルディングのあり方や、組織運営のあり方、チームにおける自己の機能と役割など、様々なことを私自身も学びました。
メンターの方々との繋がりは未だにあるだけでなく、当時のメンバーとも今でも定期的に会っています。彼らは半年間で見違えるように成長しており、私ごとのように喜んでおります。
また、経営実践研究会で知り合った学生の応援も行ってきました。若い学生たちは機会がある度に学び・成長していきます。特に優秀な方ほどその吸収率が良いです。彼らとも今後、様々な形でコラボしていきたいです。
塾講師もなんだかんだ500コマくらいやりました。かれこれ3年半で2000コマやったことになります。気が狂ってますね。でも、楽しかったですし、最後の年と考えると自己の考え方や想いも遺していかないと…なんて思ったりもします。教師のエゴですね。よくないです。
私自身も多くのことを学び・考えられたのと同時に、そのチャンスや学びの共有を彼らに行うことでより高度な人財を育てていけるのではないでしょうか。そしてそうしたグローバルかつ、重厚な教養と俯瞰的な経験を持ち合わせた人財を育てることこそが、少子高齢化が深刻化する日本においてやらなければならない使命だとも感じました。
同時に自己の「無知」だけでなく「無能さ」を痛感した一年でもありました。(無能の知)
私には他者より秀でた特出したスキルやノウハウ・知見は持ち合わせていません….。
何者であろうかとする…そのためになんらかのリーサルウェポンを持とうとする自己の理想主義的な在り方との葛藤は常に悩み続けました。だからこそ、仲間を応援したり、自分がハブとなって出会いや学びの機会を創出してきました。
もちろん、「本当にこれでいいのか」という自己との問答は無限に繰り返されました。それで、病みもしました。
しかし、無知を自覚することをソクラテスが説いたのであれば、己では何もできないこと、すなわち自己が社会にとって無能であることを自覚することもまた重要だと思うのです。
どうせ私は何者でもないのであれば、何者かになろうと踠きつつも、仲間を集めてパーティーを組むしかない…この思考になれたのは、自己にとって大きな変化だった気がします。
【StIdea】前例主義を破壊し、イデアを創造する新たな挑戦
さて、私の今年一年で最も大きな影響を与えたのは、やはり千葉高アカデメイアへの参加と、そこから生まれたStIdeaという企業での活動でしょう。
StIdeaってどんな会社なの…?何をしたいの…?何をしてるの…?そんな話は今度、無限に語ろうと思います。話したいことが多すぎるので…。
何よりも仲間に恵まれました。本当に感謝しかありませんし、居心地が良すぎます。マジで彼らのことが心から好きなのです。
そんな組織を経営者として関われていることは、本当にひとつの誇りであるとともに、彼らの人生を幸せにするためにも全身全霊を捧げていこうと常に考えています。
StIdeaは、「ひっくり返す」をひとつの価値観としています。
その意味で常に私たちの活動はひっくり返してきました。
ひっくり返すことは単純な逆張りとはちょっとだけ異なります。
「人と違うことをすることを目的とする」ことが「逆張り」なのであれば、「人と違う考え方であり続けることを手段とする」ことが私たちの言う「ひっくり返す」なのだと思います。その意味で抱いた理念や活動は極めて正統派な真面目な活動だったように思います。
この人たちは、頭がおかしいフリを常に演じていますが、ビックリするくらい中身はバカ真面目で、私もそんな彼らの知的な賢さを隠しきれていない特有のノリが大好きなのです。(これ、営業妨害になりますか…?w)
すでに多くの仲間と協力者が集まっており、事業をどんどん形にしようと動きまくっております。極めて正統派な方法で大きくなっていくStIdea、本当に楽しくて仕方ありません。早川さんをはじめ、多くの皆様、いつも本当にありがとうございます…!来年もよろしくお願い致します。
さて、StIdeaの仲間で言うと、橋本幹彦先輩との出会いも大きかったです。初めて出会ったのは今年の7月ですが、そこで私の考え方や価値観、先輩の生き方に感銘を受けたこともあり、ずっと水戸からできる範囲での協力と応援を続けてきました。
先輩が今年の衆議院議員選挙で当選してからはとんとん拍子で話が進み、私の「人と人を繋いで機会を創る」という考え方ともハマった結果、普段は絶対に会えないような人たちとの会食も実現し、表ではなかなか知ることができない情報や知見をたくさん学ぶことができました。
その意味でも本当にStIdeaにとって大きな契機になったと思いますし、政治という大きな力が持っている影響力の偉大さを痛感した次第ですし、今後も日本をよくしていく…そのテーマとも自分なりに抜きってみたいと思います。
【来年の抱負】アパテイアと人生の効率化
ここまで本当に長くなりました。自分でも読み疲れると思います。これでも結構内容は厳選したんですよ。
それだけ、多くの人と出会い、多くの人に支えられた証拠だと思います。本当に感謝しきれません。ありがとうございます。
さて、来年の人生どうしようか…?と考えました。
StIdeaや内定先の会社も含めて、目の前のことを全身全霊でやることは変わりません。そこは絶対です。
その上で、自分をどう成長させたいか….です。厄年だしなぁ…。
まずは、不動心の獲得(アパテイア)ではないでしょうか…。
こう見えて私は欲に弱く、好奇心のままに突っ走る癖があるのでそれはなんとかしていきたい。
・自己は質素に、他者には派手に…
・己に甘く、他者にはもっと甘く…
この2つの精神を大事にしながら、謙虚に感謝を忘れず生きられれば、と思います。
そして、もう一つは、人生の効率化です。
今年はかなり活動的に頑張れた一方で、無駄な時間も多かったように感じます。これはなんとか減らしていきたいと思います。密度が高い時間を過ごすと、密度が低い時間が嫌になってしまいます。なんというか人生を無駄にしているような感じ…。
最近は、倫理や宗教の勉強が楽しかったり、マーケティングや社会の勉強をもう一度したりしているのですが、それもなかなか楽しかったりします。
これを機に、心機一転、人生の時間の使い方を見直して、ちょっとでも有意義な時間を増やそうと思います。(もちろん彼女との時間の使い方やプライベートも含めて…。)
改めて、この1年間、私に関わってくださったすべての皆様に心より感謝を申しあげます。本当にありがとうございました。
そして来年の皆様の1年が実り多きものとなるよう心から祈念しております。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
皆様、良いお年をお迎えください。
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