【仕事の流儀】仕事における“プロ”とは一体どういうことだろうか。

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どうも。最近ようやくブラックコーヒーが飲めるようになったくらもんです。

 

ここ最近は、ある新規事業の開発のために、色々と勉強したり、夏期講習という名の金策に走ったり…

何かと慌ただしい日々を過ごしていたところ、ブログを書かずに日が過ぎてしまっていました…。

 

相変わらず駄文ではありますが、今日はある方に向けてブログを書こうと思います。

 

【プロとは何か…それは、相手の○○を1歩だけ超え続けること】

塾講師として、授業を沢山している時に常に考えていることがあります。

 

「塾講師のプロって何だろう…?」

 

塾講師に限らず、あらゆる仕事でプロ意識を持って、妥協せずにきちんと取り組み続けてきました。(少なくとも、私自身はそう思っている。)

 

そうした経験から私は、ある一つの結論にたどり着きました。それは、

「プロとは、顧客の期待を常に一歩だけ超え続けている人」

であると。

 

お客さんが、私たちに仕事をお願いしてくるとき、必ずお客さんは、私たちに何らかの期待をしてくるわけです。それは、私たちがお金を払ってサービスを受ける時を考えてみれば、わかると思います。

 

私たちがその期待通りの仕事をしたとしても、お客さんは満足してくれません。寧ろ、期待通りの仕事をしない人に対しては、「不満」を感じるじゃないですか。

 

だって、マクドナルドでポテトを頼んだ時、ポテトが来ても「お~!この店は凄いなぁ…!」とは誰も思わないじゃないですか。そして、ポテトを頼んだのに、ポテトが来なかったら、「なんで来ないんだ!!」ってなるじゃないですか。そういうこと。

 

では、私たちは、どんな時に「プロだなぁ…。」と感じるのでしょうか。それは、自分たちの想定を上回るサービスや心遣いをしてくれた時です。

 

例えば、さっきのマックの例で言うなら、ポテトを提供する時に「お待たせしてすみません。お仕事頑張ってください!」なんて言われたら、それはもう嬉しいじゃないですか。

(これを対価を払ってないのに、要求し始めたら、カスハラになるので、注意!)

 

何が言いたいのかというと、私たちが想定している成果+αを提示すると、相手は「プロだなぁ…」と多分思ってくれるわけです。

 

だから私が仕事をする時に、大切にしていることは、「相手の期待を上回るコト」ただ1点のみです。

 

エンターテイナーみたいに、どうしたら楽しませられるか…。を考えるのです。

 

塾講師をする時にも、「“生徒の期待“をいかに上回る仕掛けができるか」だけを考えるようにしています…。

 

 

【仕事は“好き”か“嫌いか”のモチベーションでやってはいけないという話】

 

学生として周りの人を見ていると、多くの学生が「好きor 嫌い」という感情に仕事のモチベーションを左右されている気がします。

 

これ、絶対に良くないと私は考えていて、なんでかというと、「お客さんには関係ないどうでもいいこと」だからです。

好きか嫌いか…なんて、本当にどうでもいいことです。(大事なことだから2回言いました。)

 

例えば、マクドナルドでポテトを頼んだ時、マックのクルーが「ポテト揚げるの、俺嫌いだからまた後でね!」なんて言ったら、もう大クレームもいいところです。

 

かの林修先生も言っていますが、“お金をもらって仕事をする“ということは、”好きか嫌いか“の概念を遥かに超越した次元にあり、好きなことをしたいなら、”お金を払って“やればいいわけです。

 

私は、“好きか嫌いか”という次元ではなく、“できるかできないか”という次元でのみ、タスクを評価しています。できることは、徹底的に妥協せずに高いクオリティで臨み、できないことは、それができる人(餅は餅屋の理論)に相談して任せてしまう。

 

お客にとって、私にモチベーションがあるとか無いとかなんて、全く関係のないどうでもいいことだからこそ、できることを通じていかに“この人プロ意識を持っているな”と思ってもらえるかを一生懸命考えて、行動している(つもり)です。

 

塾講師をやっていると、たまに嫌になる事(仕事を嫌いになる事)ももちろんあるのです。そういう時は、「嫌いだからこそ、プロであれ」の精神で頑張ろうと思います。

なぜなら、「嫌いであるにも関わらず、相手の期待を越えられていないのに、報酬を貰ってしまう」ってものすごくみっともないじゃないですか。

 

ある種のプライドみたいなものなのです…。

どんなにメンタルが辛い時でも、どんなに疲れていてフラフラな時でも、「それはそれ。これはこれ。」。休息はきちんととるし、ほどほどに休むけど、やるべきことはきちんとこなすか、できそうな人にきちんと任せる…。これが大事なことなのです。

 

【相手の期待は、3歩以上超えてはいけない】

私は、色々な人と一緒に仕事をしたり、色々な人の仕事を見てきましたが、相手の期待を“3歩以上超える人“を沢山見てきました。(もしかしたら、私もそういう場面はあるかもしれません…。)

 

ここで、考えておきたいのは、「相手の期待値」は、どんどん上がり続けるということです。

 

だって、マクドナルドでポテトを提供する時に、いつも素晴らしい笑顔で提供してくれる人がいたとしましょう。次に、ポテトを頼んだ時、「あの店員さんは、また笑顔で提供してくれるかな…」と勝手に期待値があげてしまいます。

 

こんな経験ってないですか…?

 

常に期待値を超え続けるのがプロですから、次に頼む時には、相手に笑顔で提供して“当たり前”になってしまいます。

これって、まぁまぁしんどいんです。なんでかって、もしも何かの拍子に笑顔でないシーンを見せてしまったら、それは大きな“失望”を買うからです。

 

間違いなく周りの店員より素晴らしい仕事をしているのに、低い評価になってしまうってよくあることですし、勿体ないことだと思うんです。

 

その当たり前のレベルをドンドン上げても、きちんと振舞える人は、正真正銘のプロですし、私もそうなりたいなと思って努力はするのですが、残念ながら完璧超人の人間なんていません…。

 

だからヘイトコントロールと同時に、“期待値コントロール”をするべきなのです。

 

なんか、有難いことに、色々な方と協力して作業をする機会が増えてきたので、私のことを“なんかすごい人”と思っている人が増えてきたらしいのですが、本当に困ります。

 

別に私は何でもないただの“遊び人“であり、別に何か特別なスキルを持ち合わせているわけでもないです。なので、初めから変な期待をされてしまうと、すごく関わりにくいんです。

 

こういった話をすると、すごく自惚れているようで嫌なので、もうやめますね。

とにかく、期待値をいきなり超えすぎてしまうと、要求値が無駄に上がってしんどくなるだけなので、その辺のバランスは考えましょう…。

 

【“こんなことでお金をもらっていいのか…”との戦い】

仕事をしていると、“こんな程度の内容でお金をもらっていいのだろうか…”と悩むことが多々あります。

 

私のスキルやリソース的にももっと素晴らしい内容の仕事はできるのに…と思うことが、とりわけ時給労働制の仕事において多発します…。特に、優秀な人やプロ意識が高い人ほど、この感情に共感してくれるのではないかと思います。

 

ここで考え直したいことは、仕事におけるプロとは“相手の期待を超えること”であり、“自分のスキルやノウハウを最大限発揮すること”ではないという点です。

 

仕事において最も大切なことは、“相手が何を期待しているのか”を常にヒアリングすることなのではないかと思っています。

 

相手が何を私に求めているのかを知り、それ+αで超えることができれば、相応の対価を貰っていいわけであり、それが本当の意味でのビジネスマインドなのです。

 

職人気質な人や、プライドとこだわりの強い研究気質な人ほど、自分の100%を出すことに注力してしまいがちなので、今一度この感覚は研ぎ澄ましておくと良いのではないでしょうか…。

 

【最後は、コミュニケーション。個人的な信頼こそ組織を動かす。】

私たちは、どれだけいっても所詮は人間なわけですから、最後に人を動かすのは、人と人との信頼関係です。

 

特に、AIなどの技術が発展して、“なんでも手軽に手に入る”時代になったからこそ、これが持つ価値は大きくなっているのではないでしょうか。

 

かつて元安倍晋三首相がトランプ米大統領が1期目の当選を果たしたときに、誰よりも早く首脳会談を行い、国際関係に日米関係の親密さを示したのも、彼が自身の手記の中で、
「日本にとっては、アメリカが唯一の同盟国。…『日本に武力行使を行えば、必ずアメリカが報復する』と思わせなければならない。…『私が頼めば、彼は必ず報復する』…その姿を国際社会と国民に見せる義務が、私にはある。…ゴルフなどを通じてトランプ大統領との信頼関係を醸成し、セルフィ―などで親密な関係を国内外に示したのも、言うまでもなく安全保障、ひいては国益のためでもあります。」
(前安倍晋三独占手記「これからの日本の話をしよう」より引用)

 

と、述べています。

安倍晋三さんの政治的な考え方や評価、政党に対する価値観云々は全ておいておいて、私は、この考え方が組織や共同体に所属する人の“プロ意識”なんじゃないかなと思うのです。

 

日本という国でさえ、一人の政治家が国家を動かす可能性があるのと同じように、会社や組織というのも、そこに所属するメンバーの個人的な人間関係が組織全体の明暗を分けると私は思っています。

 

だから、同じ時代・同じ場所に生きる人とは、必ず会う。オンラインではなく、対面で必ずあって語り合う。

フットワークの軽さと、対面至上主義にこだわるのは、「私という人間に関わる全てのネットワークが、私の所属するあらゆる組織や人間にとってのプラスに繋がる」と本気で考えているからです。

 

もう誰に対するブログなのか、ぶっちゃけますけど、今度一緒に会社を創る仲間のメンバーたちよ…皆さん全員が“営業”の責任者であり、全社的に会社を動かす可能性がある存在なのです…。

 

どうか、コミュニケーションの重要性を馬鹿にせず、ひとりひとりが真の営業マインドをもって欲しいな…と私は思うのです。(これは、役割関係なく…。)

 

 

さて、駄文が過ぎました。今日はこの辺で終わろうと思います。また何か機会があった時に色々とまた語ろうと思います。

 

ではでは。また。

 

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